第9章

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なんて自慢気に言ったものの、ハルの腕前からすれば俺なんて小学生レベル。 「あーちゃん、ゆっくりでいいからね」 今は、ハルが薄くスライスしたささみ肉に大葉と梅肉をくるくると巻いているところ。 隣では器用にくるくると簡単に巻いていくハル。 つられて急いで巻き………ゆるゆるになりハルに指摘された俺。 「おっ、上手上手」 なんてハルに誉められる。 すべて巻き終わり…………とは言っても俺がやったのはハルの3分の1にも満たないかも………… 「みんなが帰る頃に揚げるから………それまで冷蔵庫に入れといてー」 ラップをかけて、ハルに言われた通り冷蔵庫にしまった。 「あとは……………あーちゃん何食べたい??」 使った包丁なんかを洗いながら聞いてきた。
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