第9章

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あーあ、泣くかな!? 「やっぱり、これなし!!!」 みんなのポテトサラダのお皿を回収し始めたハル。 「「えっ!?」」 親父はもちろん、フユ兄も声を上げた。 ハルが作ったって知らない2人。 でも、そんなハルの反応にフユ兄はすぐ気付いたみたいだ。 ハルに回収される前に箸でポテトサラダを摘まみ、パクっと口に入れた俺。 …………たしかに、味が薄い………… 「俺はこれくらいの味が好きだなぁ………うまいっ」 「そうだそうだ………あんまりマヨネーズいれたら腹出てくるよ!?父さん」 フユ兄がすかさずフォローした。
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