第9章

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スクッと立ち上がり、ハルはキッチンへ向かった。 そして、手にしたマヨネーズをみんなのポテトサラダにかけた。 「あーちゃんもふーちゃんも………お世辞はダメ!!!……失敗して、上手になるんだから……お父さん、今度はどぉ???」 「おー、今度はバッチリ!!うまいぞーハル」 そんな親父の声にハルはニコッと笑った。 「次はもっと上手になるからね、お父さん」 「ハル1人で作ったんだ、最初から全部…………でも、ハル………味見しなかっただろ??」 ナツ兄がみんなに説明した後、ハルに話してた。 「学校で作ったのより量が多かったから、味付けが薄くなったんだよ……………だから味見も大事」 ナツ兄はお世辞も言わず、ちゃんと今後のことを考えていた。 「うん、今度はちゃんと味見して確認する」
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