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「よ~しっ!!!じゃあお肉揚げようか!!」
「あっ、ハル逃げた」
そんな俺とハルのやりとりをフユ兄が笑って見ていた………そして………
「俺も手伝う」
そう言いながら、ハルと色違いの緑のエプロンをつけていた。
「フユ兄………ハルのじゃまにならないように」
ついつい口にしてしまった。
「ふーちゃんもあーちゃんも……今日は揚げ物できるように練習~」
キッチンにたつ俺とフユ兄の隣には………ナツ兄より厳しい料理の先生……ハル先生がいた。
「片栗粉つけたら………余分な粉、パンパンして!!」
「あーっ、油の中に入れるときはそーっと!!」
そんなハルの言葉を聞きながら、俺とフユ兄の顔は緩んでいた。
俺とフユ兄の料理は…………きっと“妹の味”
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