第10章

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「ただいま」 玄関から声がした。 「なっちゃん、おかえり」 「「おかえり」」 キッチンに立つ俺たち3人を見てナツ兄は笑った。 「ずいぶん楽しそうだな」 ほんのちょっと羨ましそうな顔に見えたのは気のせいか!? 「今日の揚げ物は………なんとふーちゃんとあーちゃんです!!」 ハルがウキウキしながら、ナツ兄に報告をした。 「えっ!?フユが揚げたのか?? マジ??…火を使う最終段階をフユにやらせていいのか??……ってか、それは食えるの??………まさか…………炭になったりしてねーよな!??」 ……………ナツ兄………………ひどい…………… 「大丈夫………私がちゃんと指導した!!」 得意気なハルの顔。
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