第2章

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「あっ、待って!!私、青山くんのこと………いいなぁ………って」 これは…………………… 「俺は別に」 「えっ!?」 俺の声が聞こえなかったのだろうか!? 「だから……俺は全然興味ない………じゃあ」 今度こそ、この場を離れようとした。 「あっ………私、けっこうモテるんだけど………」 「そう!?………よかったね」 自分にかなりの自信があるのだろう。 でも、だからなんだ???俺には関係ない。 はっきりと興味がないと言っているのに、意味を理解してないのか!?めんどくさい。 そんな俺にヨウの助け船。 「ソウタ、彼女以外の人は一切興味ないですよ!?……だから、諦めてください………ほら、ソウタ行くよ!!サクラがあっちに席とってるから」 ……………………………………………………………………………………… 「ハルちゃん、ソウタ大学で何て言われてるか知ってる??」 ハルちゃんの否定の首振りに今度はナナミが付け加える。 「クールな青山くん…………“あー、ハルちゃんに会いたい”って愚痴愚痴してるくせに………ギャハハハハ…………」 「女に興味のない青山くん………写メ見てニヤついてるくせに…………ギャハハハハ………」 「塩対応どころか“氷対応の青山くん”………ハルちゃんにだけは激甘なくせに…………ギャハハハハ…………」 サクラも話に入り、ヨウと3人で大笑いし始めた。 「あー、もう!!!うるさい!!!じゃあな………行こ、ハルちゃん」 ポカンとしているハルちゃんの手をとり歩き出した。
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