第2章

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そのまま暫く無言でお互いの温もりを感じていた。 首に回していたハルちゃんの腕が緩む。 俺と目を合わせ、ヘヘッと笑ったハルちゃん。 「何かあった???」 そして、ハルちゃんは話し出した。 クラスの友だちが大学生の彼氏と別れた話を……… 「まさか、俺もそんな風になる………なんて思った訳じゃないよね!?」 「……アハッ………………アハハハハハ…………」 引きつったハルちゃんの笑い声に理解した。 眉間にシワを寄せてハルちゃんを睨む。 「ソウタ先輩を疑ったわけじゃないよ!?………そうなったらショックだなぁ……って………」 ハルちゃん、それを疑ってるって言うんだよ。
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