第3章

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「よっ、ソウタ」 俺の向かいにストンと座ったのはコウ。 その瞬間、ソウタは弁当箱を腕で覆った。 「コウ先輩にはあげないっす」 なにかと思ったら、コウに弁当を取られないためだった。 俺もいつもなにかしらコウに摘ままれてるんだよなぁ、ハルの弁当。 「ソウタ…………また誰かにコクられたって???」 コウの質問に一瞬動きが止まったソウタ。 その隙に、コウはすかさず弁当箱からおかずを奪った。 「あぁぁぁぁ!!!コウ先輩!!!!」 大騒ぎのソウタ。 「ソウタ…………その話、詳しく聞かせてもらおうか………」 ソウタをギロッと睨み言ってやった。
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