第3章

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「………ソウタには………話したのか??」 「話した訳じゃなくて………気付かれたというか………」 ハルがちらっとソウタを見る………そして、恥ずかしそうに言った。 「………ナツ兄には………言ったのか??」 「なんでなっちゃんに??」 ハルはボソッと呟いた。 「ナツ兄には言わなきゃいけないだろ!!」 「なんでなっちゃんに言わなきゃいけないのよ!!」 ハルはさっきより大きな声で言う。 「はあ!?このまま黙ってて良いわけないだろ!!」 「だって、なっちゃんには関係ないことでしょ!!わざわざ言う必要ない!!」 「ちょっと……2人とも落ち着いて………」 そんなソウタにカチンときた。 「そういうおまえはどうなんだよ!? ぁあ!?どうするつもりなんだよっ!!!!」 テーブルにガンと拳を突き付けた。
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