第4章

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「ハル………ちゃんと鉄分取っとけ」 ハルに鉄分補給の飴を渡し、自分の部屋へと向かった。 アキやソウタの前でなんでその飴を渡したのかなんて聞かれても答えられない。 答えられないっていうより、答えられてもハルがイヤだろう。 ハルは何にも言わないが、いつからかなんとなくハルの様子がいつもと微妙に違っていることに気付いた俺。 ハル大好きの俺が普段からハルをよく見ているせいなのか、医学部に入りいろいろと勉強しているからなのかは分からないが………いつしか、そんなハルの様子に気付き始めた俺はそっと鉄分補給の飴やサプリメントなどを渡すようになった。
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