第4章

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「ふーちゃん、ごはんだよー」 そんな声が聞こえてきた。 俺、どれだけ放心状態だったんだよ。 ベッドから起き上がり、下へと向かった。 キッチンに立っているハルの顔を伺う。 さっきより、顔色よくなってるな……無理して料理してるわけではなさそうで安心する。 「すみません、俺もおじゃまして」 ソウタがすまなそうにペコリと頭を下げた。 「おぅ………ハル、体調悪くて迷惑かけたんじゃないか!?」 「いえっ、ハルちゃんのことなら全然迷惑なんかじゃないから」 相変わらず、ハル大好きソウタのお答えに笑ってしまう。 「………でも…………アキに疑われたんだろ!?」 「フユ兄!!!…………せっかくハルが忘れてくれてるのに、ぶり返すなよっ!!!」
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