第4章

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アキがハルに聞こえないように、ちらちらキッチンの方を向きながら小さな声で咎めてきた。 ソウタは苦笑い。 「まさか、アキ先輩が間違ってそんなこと思ってるなんて気付かなかったんで………なんでナツ兄ちゃんに言わなきゃいけないのかなぁ…って不思議に思ってたけど……ハルちゃんちは、ちゃんと報告しなきゃいけないのかなぁ!?とか………」 ソウタは首を竦めながら話す。 「だから、ソウタも………その話はもう終わり………ハルに口聞いてもらえなくなる」 またしても、小さな声でこそこそと話すアキ。 ハルに気付かれてないかちらちらと視線をハルに向けながら。
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