第4章

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さっき書いた丸の下にくっ付けるように書いたちょっと大きな丸。 先に書いた円の中に顔を書いた。 「これ、なーんだ??」 「あっ、雪だるま!!!」 「あたりー」 ハルは【ゆきだるま】とゆっくり書いた。 今度は、赤の色鉛筆で三角を書いた。 「さんかくー」 「うん…………これが今度は何に変身するかな!?」 さっきとは違い、うきうきした目で俺を見るハル。 「あーっ、おうちだぁ!!」 【おうち】 書いたのはいいのだが、【お】の字が裏返しだった。 「ハル、これ違うよ………こう書くんだよ」 正しい【お】をノートに書いてやった。
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