1 入学、そして再会

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遅刻して教室に入ったせいで、誰一人として名前覚えられなかったしね。 自業自得だけれど。 「おー自己紹介するするっ。俺アルティナ・フォンフェレード!水の五大貴族だけどあんま気にすんなよ」 「うん気にしない」 「・・・ぶっは!お前っ、おもろ、すぎっ」 「よく笑うねアルティナ」 「おっ、ティ、ティナでいいぞ・・・ははっ」 まじキチガイじゃないのこいつ。 確かティナは次男だったっけ。よかったよね長男がこんなキチガイじゃなくて。フォンフェレード家の危機だったんじゃない。 「そいつちょっと可笑しいから気にしなくていいぞ。俺はリーア・クルーガだ」 「俺はエイル・タレスト。よろしくね」 「よろしく。俺のことはアイって呼んで?」 リーアにエイル、ね。 この二人はオモシロそうだ。どこか感じたことのある魔力をしてるけど、どっかで会ったことあるのかな。 強いね、二人共。 「エイルとリーアは学年トップツーの成績なんだよ」 「そうなの?すごいね五大貴族負かすなんて」 「僕だって日々精進しておりますー」 「この二人がすごすぎなんだよ」 「テストってなに?実技も含まれるの?」 「おう、魔法とかな。お前知らねえの?」
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