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遅刻して教室に入ったせいで、誰一人として名前覚えられなかったしね。
自業自得だけれど。
「おー自己紹介するするっ。俺アルティナ・フォンフェレード!水の五大貴族だけどあんま気にすんなよ」
「うん気にしない」
「・・・ぶっは!お前っ、おもろ、すぎっ」
「よく笑うねアルティナ」
「おっ、ティ、ティナでいいぞ・・・ははっ」
まじキチガイじゃないのこいつ。
確かティナは次男だったっけ。よかったよね長男がこんなキチガイじゃなくて。フォンフェレード家の危機だったんじゃない。
「そいつちょっと可笑しいから気にしなくていいぞ。俺はリーア・クルーガだ」
「俺はエイル・タレスト。よろしくね」
「よろしく。俺のことはアイって呼んで?」
リーアにエイル、ね。
この二人はオモシロそうだ。どこか感じたことのある魔力をしてるけど、どっかで会ったことあるのかな。
強いね、二人共。
「エイルとリーアは学年トップツーの成績なんだよ」
「そうなの?すごいね五大貴族負かすなんて」
「僕だって日々精進しておりますー」
「この二人がすごすぎなんだよ」
「テストってなに?実技も含まれるの?」
「おう、魔法とかな。お前知らねえの?」
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