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その瞬間、チョコがぼわんと煙のようになり、そこからムクムクと人型へと変化した。
ワーッ!と驚いたあと、ゲーッ!と思った。
そこには、白髪混じりのボサボサした髪の毛、肌は茶褐色、身なりもボロボロの茶色い布切れをただ被った様な、でも足元だけはピカピカの白いスニーカーを履いたオジサンがいた。
汚ジサンと言った方が似合うかな。
「ワシハ、カミジャ。」
「は、はい?」
神……さま?
何を言い出すのかこの汚ジサンは。
「スマヌノォ。ワシガチョコニヒソンデイタニモカカワラズ、コイヲミノラセルコトガデキンデ。」
「恋愛の神様なの?」
「チガウ。スニーカーチョコノカミジャ。」
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