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「ナッちゃん」
「ん?」
「今夜、エッチしてもいい?」
「うん。でも、その前に部屋に入って、ご飯にしない?」
「うん。でも、ご飯食べて一緒にお風呂に入ったら、
僕、今日は、いっぱいナッちゃん舐めたい」
フフッ……。
なんだか本当に子犬のようなことを言われ、思わず細く笑いが零れた。
「じゃあ、今夜は私も、冠くん、いっぱい舐めてもいい?」
しかし、その答えの代わりに彼のお腹が盛大に鳴った。
そして、
「ご飯にしよっか」
うん。
頷きながら腕が緩められ、やっと私の大好きなあの笑顔が
目の前に戻ってきてくれた。
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