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そして、予想通り。
私たちは、まだひと気のない公園を独り占め状態。
「すごく、きれい」
ベンチにお弁当を挟んで腰を下ろし、すぐ目の前で咲き誇る桜を見ながら
思わずため息が零れる。
「早起きして、良かったですね」
うん。
笑顔で頷きながら、彼に温かいコーヒーを手渡す。
そして、ゆっくりと朝食を始めながら、しみじみと思った。
「去年の今頃だったね、冠くんと出会ったの」
「うん。でも僕には、すごくラッキーな再会でしたけど」
そして、嬉しそうにトーストを頬張る彼を前に、
やっぱり細く笑いが零れてくる。
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