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~ *** ~
正直、誕生日に彼女の予定日が早まったことは、思いの外ひどく
僕を落胆させた。
しかし、僕がエッチだけで彼女を求めているみたいに思われるのが嫌で、
必死に、その感情を隠したつもりだった。
現に、彼女が作ってくれたグラタンはすごく美味しくて、
ケーキの代わりにと、大きな箱いっぱいのフォルトゥーナのチョコレートも
用意してくれていた。
そして、それを二人でゆっくりと味わい、
渡されたプレゼントは、驚いたことに腕時計。
「ナッちゃん、これ……」
ビックリするような贈り物に僕が戸惑っていると、
彼女は、微かに苦笑を広げる。
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