春に見に行く、あれ

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「もし、本当に誰かと見に行きたいって言うなら好きな子と行けよ。」 「すきなこ?」 「雪兎がもっと、もっと、大人になったら、好きで一緒にいて楽しい、大事にしたいって子が現れるから。彼女ってヤツだ。…友達作るよりは難しいけどな。」 「そっか………分かった!でも、それまでは夏兄がちゃんとつれて行ってくれよな!」 「はいはい。」 笑いながら頭をなでられた。 なんか、今日はなでられるのがおおい日だ。 いつか、俺も“彼女”ってヤツ作るからな! そして、今度は俺がつれて行ってやる! ここより、ずっとずーっとスゴいところにな! (終)
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