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紙ふぶきをいっぱい頭につけて、家についた。
兄ちゃんが紙をよけてくれる。
「こんなにして………全く、俺はお前の親じゃないぞ。」
「レキ?…そして雪兎!どこに行っていたんだ!?お兄ちゃん心配したぞ!?」
ウソつき。
俺が家出てもおいかけて来なかっただろ。
「ちゃんと言えよ。…な?」
兄ちゃんはまた頭をなでてきた。
「夏兄……俺、おはなみ行きたい。」
「それで…か……だからって、お姉ちゃんを連れ回すのは良くないぞ?」
「俺、行った事がない!夏兄も春兄もきょーみないって言ってつれて行ってくれない!だから、いっしょに行くヤツをさがしてたんだ!」
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