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一番上にそのまま置いた。
そして、彼のために持っていたライターで丸めたアルミ箔に火をつけた。
重なりの少ない部分からオレンジ色の光を発しはじめる。表に出ていたバカの文字がゆっくりとオレンジの光の中で消えていく。
何度か火を点けながら順番にアルミを燃やしていく。それにしたがって下のチョコレートがゆっくりと溶けていく。
丸い塊がだんだん一つになっていく。
最後の一枚に火を点ける。
すぐに「好きだった」は消えてオレンジ色に変わり、白っぽい燃えカスに変わった。
終わった。そう感じた。
ミトンをはめて灰皿をシンクに置いて勢い良く水を流した。ピッという音とともに亀裂が走った。
跳ねた水が服にかかった。
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