出会いの桜

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「満那樹(マナキ) 見て 桜満開」 恋人の満那樹とのデート中 川の近くに行くと桜並木の桜が満開になっていた 「キレイだね」 「ほんとだ キレイ でも緋那都(ヒナト)花とか興味あったんだ? 意外」 「なにそれ ひどい!」 「ごめんごめんw」 笑ってる… 反省してないな てか意外ってなんだよ意外って 興味くらいあるよ それに 「…桜は特別なんだよ」 「…? なんで?」 「え、覚えてないの?」 まさか ねぇ…? 「…覚えてない」 「許さない」 「ごめんなさい」 今回はちゃんと反省してるな よし 「…満那樹と出会ったのが桜の下だった」 あの時の桜は今より咲いてなかったけど でもキレイに見えたなー 「え、それだけ?」 「それだけってひどいなー 告白されたのも桜の下だったよ?」 「そうだっけ?」 「そうだよー あ そっか満那樹僕ばっかり見てたもんねー それで桜覚えてないんだー」 「…うるさい」 あ 顔赤い かーわい あの時はあんま咲いてなかったなー まあ僕も満那樹ばっかり見てたからあんま覚えてないだけかもしれないけど 真っ赤になって告白してくれる満那樹から目が離せるわけない 「じゃあ桜は俺たちの行事にかかせないんだ」 「そうだねー …じゃあ今回も桜の下で、だね」 「ん?」 不思議そうな満那樹に少し微笑んで口を開く
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