第一章

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「おれ、 おととい…」 昔、 若手芸人を集めて百物語をする模様を流す心霊番組が収録されていた。 一つひとつ、 怪談が終わるごとにロウソクの明かりが吹き消されていく…… みんな自分の持つ一番の怪談話をし、 そしてとうとう100話目を話してロウソクを消した。 ………次の瞬間!!!! … 何もあらわれない…… 「なんだ、 霊なんか出ないじゃないか!!」 みんなそう言って笑った。 しかし妙なことが起きていた。 「え?もう100話なんすか?オレ順番回ってきてないっすけど…」 そう1人の若手がつぶやいた。
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