モーセ内、民数記、創世記

2/8
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/107ページ
民数記――J.E.P.D.の四資料よりなる 荒れ野でのカナン侵入準備、 訓練と出来事――人口調査、 出発準備、 諸規定の追加、 民の不満と反抗(渇き、 飢餓)、 指導権争い、 祭司間の権威、 部族間の優位性などの争いなどを克服して共同体の秩序が完成します。 バラムの託宣、 外敵の抵抗。 嗣業の土地、 聖戦、 民族浄化(ペオル事件)。 聖職者(アロン系)の権威の確立とレビ族生活保証など。 特徴=誓約共同体の内憂外患の具体例と克服がしるされ、 神の臨在とモーセのような優れた指導者がいたイスラエルの蜜月時代でも、 荒れ野での浄化作用と信仰共同体の成長に40年一世代かかることが判ります。  申命記――J.E.P.D.の四資料 モーセの告別説教とされる、 ヤーウエ宗教の核心。 ヨシヤ王により発見されたとする律法の書(列王下22~23章)は、 紀元前7世紀エルサレムで著述された原申命記のことで、 これを捕囚後祭司達が修正増補したのが、 この申命記とされる。 エジプトの奴隷からの解放。 自律/立の宗教。 ヤーウエのみが支配者。 ヤーウエと契約すれば、 自律/立、 土地、 自由を保証する。 「聞け、 イスラエルよ。 我等の神、
/107ページ

最初のコメントを投稿しよう!