甘い?

19/19
前へ
/19ページ
次へ
 優美が変な問いかけしてきたので、とてつもなく変な返事をしてしまった。 「優美、熱でた?大丈夫・・」 「りょう・・・答えて」  俺は運転する優美の横顔を見ながら、 「クラス皆の担任、俺のビタミン剤、かけがいのない恋人・・守ってあげたくなる女性・・ん~~・・後は・・優美どうしたの?」  優美が突然車を道の脇に止めた。  顔を真っ赤にして、 「りょうが、恥ずかしいこと言うから・・危なくて止めたのよ」 「優美が・・答えてって言う・・から、素直に答えただけ」 「もう・・ありがとう・・そんなに思ってくれて・・・・車出すね」  思わずキスしたくなったが、ここでしてしまうと、マンションに着かなくなると思ったので、それを押しとどめ、冷静に、 「・・お願い」 5分程でマンションに到着して、直接部屋に向かった。 バタン 「今日は色々な事あっキャ!」  玄関に上がるや、前を歩いていた優美を自分の方を向かせ、そのままキスをした。 「りょう・・・どうしたの」 「ごめん、さっき車止めた時、余りにも可愛過ぎて・・我慢できなかった」 「もう・・りょう・・今日は・・ダメ」 「・・ふたりでいるだけで十分」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加