消えた球団

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( ´ω`)「眠いお…」 こいつの名前は内藤地平線。千葉の地方都市・VIP市の住人、VIP市立高校の三年生だ。 ( ´ω`)「もう10月かお…進学は不安だし就活も面倒だし…プロなんて到底無理だお…」 彼は、VIP市立高校の野球部に所属していた。と言っても、本来進学校の学校が運動部に力を入れることは少なく、そこの野球部員は、内藤を含めて10人しか三年がおらず、後輩も僅か7人。 当然、甲子園どころか、県大会でVIP市立高校野球部はあっさり敗れ去っていた。 内藤は、甲子園を夢見ていた。 しかし、野球部がこの不甲斐なさでは、プロなんて到底無理だろう。 ひとまず、内藤は朝飯を貪り喰うべく、二階の自室から、一階の台所まで降りることにした。
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