あとがき

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読んで下さった皆さま、ありがとうございますm(__)m 桜、といえば、日本人の心、ソメイヨシノ。 近年はあちこちに花見の名所がありますよね。 植樹された並木道を散策しながら、 一斉に舞い散る花びらを受け止める、 儚い美しさを感じるひとときも、日本人としてはまた格別ですが。 でも、他種の桜にはまた別の風情があります。 添付した写真は、私の地元の小学校の校庭にある『寒桜』です。 本作は、この樹をイメージして書きました。 「この~樹なんの樹気になる樹~♪」 みたいな、樹冠を広げた大木で、私の大好きな樹です。 世間から隔絶されたようにただ一本だけ、 校舎の前に立っている寒桜の大木。 花の頃はもちろん、 夏の青々とした姿も、冬の冠雪した姿も、 凛々しくて惚れ惚れします。 花が散るさまも、ソメイヨシノと違って、どこか力強い。 毎年、3月中旬に満開になります。 折しも小学校は卒業式シーズン。 この桜に見送られて巣立つこの小学校の卒業生は、本当に幸せだと思います。 私のヘタクソ写真ではお伝えできないこの感覚。 ぜひ皆さまにも実際に見ていただきたいなあ……。 本作では詳しく語られない『あの人』。 不思議に思われたかた、申し訳ありません。 本作は、私の処女作『向日葵』の後日譚として昨年書いた短編を、 単独でもお楽しみいただけるように、少々手直ししたものです。 もしも『あの人』にご興味が湧きましたら、表紙の[リンク]から本編へどうぞ♥ 短編書きの私の、最初で最後の一大巨編90ページ!!(笑) 宣伝宣伝(笑) 皆さまの春が、出会いと希望に満ちたものであることをお祈りして。 感謝を込めて。 かず。
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