0人が本棚に入れています
本棚に追加
ある日サクラはとても悲しそうな顔をしていつもの桜の木の下へやって来た。
桜の木は不思議に思い聞いてみた。
「サクラ?そんなに悲しい顔をしてどうしたの?」
「…………ぐすん。パパさんが病気で入院したの。治るか解らないみたいなの。ぐすん」
「サクラがそんなに悲しんでたらパパさんまで悲しむよ。なら一緒にパパさんの病気が治るよう祈りましょう。毎日頑張って迎えに来るサクラの願いならきっと神様も叶えてくれると思うよ」
「ほ、ほんとに?」
「えぇ。私からも神様にお願いしますから」
サクラと桜の木は一生懸命お祈りした。パパさんの病気が治りますようにと。
最初のコメントを投稿しよう!