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雪が溶け少しずつ暖かくなって来た頃。
相変わらずサクラは毎日桜の木へお祈りしに来ていた。
でもその日は違った。
「桜の木さん!パパさんが少しずつ元気になって来たらしいの。もう少ししたら退院出来そうなんだって!」
「本当かい?それは良かった。サクラの祈りが通じたんだね」
「うんっ。嬉しくて一番に桜の木さんへ報告しに来ちゃった」
「それはありがとね」
サクラはその日も桜の木と共にパパさんの回復を祈った。
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