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「ご、ごめんなさい。
立花君。
噂の……美人さんの彼女さんがいるのに。
ここに来ちゃって。」
しずかちゃんが、申し訳無さげだ。
噂ってなに?
私?美人じゃないし。彼女でもないし。
ツッコミどころ満載だけど。
何とな突っ込む気になれなかった。
「あ?何か用?」
否定も肯定もしない奏多。
て、言うか。
何、カッコつけてる訳?
奏多の癖に。
顔を赤らめて、
モジモジする彼女。
あーーー、もう。イラッ?
奏多にイラッ?
イライラッ??
説明するのもイラッとするわ。
今日はバレンタインだろ?
用と言ったら一つしかねーだろうが!
渡すモン渡して帰ろう。
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