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しかし、その状態も次の駅ですぐに終わり、縛られていたみたいに動かなかった体が解放された。 ようやく、息が吸えた気がした。 帰りの時間はあまりなかったから、少し戸惑った。 すると、後ろから肩に手を置かれた。 「社会人になれば、これ、当たり前だよ(笑)」 「え?」 「だって、僕毎日だよ。この状態」 どこか得意げな顔をするちい。 確かにそれは言えてることだが、俺を見下している気がする。 その姿はスーツ姿になっても変わらないんだな。
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