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社会人になり一か月経った。 仕事もようやく慣れて落ち着いたころ、帰りの駅で友人に声を掛けられた。 その人は中学のころからの仲で高校も一緒だった。 身長が俺の頭一個分ぐらい低いが、運動神経は抜群に良くておまけに頭脳明晰。 小動物のような顔で周りに可愛がられていた。 だが彼は人見知りで自分からは声を掛けないタイプだった。 そんな彼が嬉しそうに俺に話しかけてくる様子を見て俺自身嬉しい反面、あの頃を思い出してしまいそうだった。
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