ep2

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『別に、怖い夢とかじゃないんだ。.....涼介が出てきて...』                             「やまちゃん....?」                                               そこからしばらく沈黙が続いた。                                            『....そんな大したことじゃないけど、ただ、...久しぶりに顔が出てきて、驚いたから』                                 ―それに、泣いてるんだ。                                 何も言わず、ずっと。                                               電話越しのちいの声は震えていた。                                           あの日のことだろうか。                                            それを聞いたら、見たことがない光景だった。と言っていた。                                       『どっかで、恨まれてんのかな』                                          少し笑いながら、どこか悲しそうだった。 
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