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『別に、怖い夢とかじゃないんだ。.....涼介が出てきて...』 「やまちゃん....?」 そこからしばらく沈黙が続いた。 『....そんな大したことじゃないけど、ただ、...久しぶりに顔が出てきて、驚いたから』 ―それに、泣いてるんだ。 何も言わず、ずっと。 電話越しのちいの声は震えていた。 あの日のことだろうか。 それを聞いたら、見たことがない光景だった。と言っていた。 『どっかで、恨まれてんのかな』 少し笑いながら、どこか悲しそうだった。
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