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俺も一緒になって校内を探し回った。 でも、どこにもいなくて俺らはとても焦った。 そして、もうすぐ日が暮れるというころついに見つけた。 場所は資料室。 無残に制服を破られ、顔には無数の痣、手首に赤黒い跡、そして異臭。 その現場を見ただけで何が起こったか、俺たちは察することができた。 ちいは必死に彼の名を呼び続けた。 俺は足がすくみそうになったが、先生を呼びに行き、やまちゃんを病院へと連れて行った。
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