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数分もすると、電車がやってきた。 都会は早い。 俺たちの再会は本当に数分で終わらせるのだから。 「ゆーてぃ、どこまで?」 「えっと...」 俺は今の駅から二つ先の駅を言った。 「近いね。僕はその次の駅だからさ」 「そうなんだ...」 電車に乗ると、ギューギューに押され寿司詰め状態。 これでも、ラッシュをずらしたのにな.... こんな状態じゃ会話ができない。 俺はでかいから息ができるが、彼がそのそもどこにいるのかも見当がつかない。 学生時代でもこんな体験少なかった。 都会はどこか息苦しい。
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