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「いやいやいや……冗談じゃなくさ。義弟くん。どこまでなら彩香ポチャってもOK? 許せる範囲、というか!」
妙に切羽詰まった様子にようやく気付いてくれたのか、宙に視線を巡らせてうーん……と唸ること数秒。
「こう、した時に――」
言いながら、義弟くんが妹を抱き寄せてすっぽり腕の中に閉じ込める。
「こうやって腕がまわれば問題ないッスね」
「まわれば、って……まだまだ全然余裕じゃないの……」
元々身長差がある上に厚みの感じられない妹の体は、義弟くんの両腕によって難なく覆い尽くされてしまう。
二倍三倍の体重になっても大丈夫なんじゃなかろうか、とさえ思ってしまった。
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