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「退屈になれば、じぃやが暇を潰すお相手ぐらい致しましょう。お強くおなりなされ」 「うん!」 じぃやの言葉にしっかりとルナは頷いた。 「さて、明日は楽しみにしていた降龍の儀ですなぁ。叔母上様もお見えになります。ひぃ様は4体目の龍は風と火、どちらになさるのかお決めになりましたかな?」 「まだ迷ってるの。兄様は雷にするって言ってた」 「それはそれは。ソレイユ様は生まれつき少しお体が弱いですからな。武術が少なくなる分、攻撃特化型の雷は良い選択じゃ」 うんうんと、孫の成長を喜ぶようにじぃやは微笑む。 「ルナはどっちが良いかなぁ?」 「ひぃ様はどちらでも良いと思いますが、貴女は鍛錬を積めば武術の才も芽吹くじゃろうて。そういえば王妃様の主は水でしたな。ひぃ様が水と雷の混色でなければ、白、水、風の神龍を宿されていたはずじゃ。風の方が相性は良いかもしれぬ」 「ほんと?!じゃあルナは風にする!」 「おやおや。じぃやのこんな言葉で決めてしまって良いのかの?」 「じぃやはルナの先生だもん!じぃやが言うなら間違いないと思う!」 にこにこと機嫌が良くなって自分を心の底から慕ってくれるルナを見て、じぃやも嬉しそうに微笑んだ。
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