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写真の彼の顔を見ると、ドキドキと動悸が強くなるのがわかる。そして私を不安な気持ちが包み込む。
犯人の顔……帽子とマスクでほとんど見えなかったけど、あのギラッと睨んだ二重の大きい目……どう考えても、成長した浅野先輩としか考えられない……
私はパタンとアルバムを閉めて深呼吸をする。
落ち着かなければ……という思いがある反面、あの事故のことは忘れたいと思っている。
『あー飲みたい、飲んで全てを忘れたい……』
って思い、キッチンへ行き冷蔵庫からビール缶を取り出し、その場で飲みだす
「あー、おいしー」
『ピンポーン』
とインターフォン鳴るまで飲み続けた。ちなみにテーブルの上にある缶の数5個。これは飲みすぎだ
「はぁい」と電話にでる
「高宮です」
とモニターに映っている、主任が話だす
「ーーーーー」
酔った頭では何も考えられない……
取りあえず、千鳥足玄関まで向った
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