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高宮主任をリビングまで案内する。
「あのー主任。コーヒーでいいですか?」
って聞くと
「お願いします」
って、爽やかなお答えが帰ってくる
コポコポとコーヒーメーカーの音。酔っている私には、心地良い子守唄に聞こえる……ヤバイヤバイ
頂いたケーキをお皿にのせて、コーヒーとともにお出しする
「ありがとうございます」
とまたまた、爽やか……って思いながら、高宮主任の顔をジッーと見る
「僕の顔に何かついてますか?」
「いえ……会社で有名な高宮主任に、こうやって面とむかってお話しできるなんて、めったにないので……」
あっ、本音を話してしまった
「僕って、そんなに有名なんですか?」
「はっ、はい。イケメンですから……」
「そうなんですか」
ーーーーと話が終わってしまった。酔っ払っているため饒舌な私。ヤバイ……テンション高めだ。
「すっ、すいません。初対面なのに失礼なこと言って……」
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