2

25/34
前へ
/1089ページ
次へ
「望月さん、缶ビール5本飲んだみたいで酔っ払っているみたい……」 ーーーあーやっぱり、見られている。恥ずかしい……。高宮主任の胸に顔を埋めて、もう動けない……離れないといけないよね……タイミングが……… 「明日美ちゃん、怖い思いして、ダメージがキツかったのよ。樹、明日美ちゃんを部屋に連れて行って、寝かせてきて……」 おっ、お母様自分で行けますよ……って言おうと、胸から顔を離そうとしたら ーーーー主任の掌が私の後頭部を包み込み、動かせない…… 「樹くん、お願いしていい……。明日美もお父さんより、樹くんの方が良いと思うし……」 お母さん……私、そんな事思ってないよーーーって言いたかったけど 「わかりました」 って私より主任の返事の方が早かった。 私は母達が見守る中、お姫様だっこで二階にある自分の部屋に連れて行かれることとなる。 軽々、私を抱っこできるなんて……主任って男の人なんだ……と思うと顔が真っ赤
/1089ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4018人が本棚に入れています
本棚に追加