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麻生の場合(俺か僕か)
リアで、自分の事を「僕」と呼ぶ大人は、横浜外人墓地の近くに住んでいた男子だけだったよなあ。
へえ、本当におぼっちゃまだな、こいつ、と思ったのを覚えてます。
単に私の周りの男子は、ガサツなのしかいなかっただけかしら?
それ以外の男子は、皆「俺」か「私」でした、TPOかふざけて「僕」と言う男子はいましたけど。
話書いてて思うのは、その「俺」と「僕」の使い分けで。
もちろん、個性に合わせるわけですが。
今回『A song for…』のヒロさんにSっ気が出たのは、「僕」にしたいところを、「俺」にしたからではないかと分析してます。
そんな事、大した問題じゃないだろうって方もいるでしょうが。
アップ済の作品で言いますと。
『俺様彼氏』の蜂谷先生は、初め「俺」にしてたんですよね、でも他が「俺」ばっかだったので「僕」にしたのですが、そしたら少々アクが減ったように思います。
『Evergreen』の、真斗の弟、真悟さんは当初「僕」でしたが、真斗との性格の差を出す為に「俺」にしました、これがまた違和感で、もし「僕」にしていたらもっと登場が多かったかもと予想します。
そんなこんなで、なかなか重要な「俺」と「僕」。
これからも悩みながら書くんだろうなあ。
男性クリエーターは、こんなことで悩まないだろうか?
その点、女子は楽ですね。
皆「私」でいいから、そんなことで性格がブレません。
そして、それを「わたし」と読むか、「わたくし」と読むか、「あたし」と読むかは読み手さん次第で!
終
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