43人が本棚に入れています
本棚に追加
/94ページ
麻生の場合(時計のカタログに驚く)
昨日は息子二人の髪のカットに美容室へ行きました。
私は暇なので、まあスマホでお話書いたり、雑誌読んだり。
ふと手に取ったのが、腕時計のカタログ。
雑誌名は、忘れたな……。
オメガとかロレックスとか、私にも判る物は当然「おおー。高ー!」と見てました。
んでも、私の知らない世界ですよねえ。
「ふうん、こんなブランドもあるんだあ」と興味津々で見つつも、まあこれと言って買いたいと思うものはなくw
んでも××十万から×百万まで、まあ、好きな人は買うんだろうなあと見ていて。
そしたら、ちょっと気になるのもあったんですよ!
腕時計なのに、文字盤のとこに蝶々がいて、それがなんと!羽搏く機工がついてるの!!!
可愛い!!!
値段。
3240万円(間違ってたらごめん)。
ふぇ???
老眼で見間違えてますか?
隣に座る息子にも確認する。
やっぱり、3240万!!!
誰が買うの!?
そんなもの腕に着けて、街歩けるの!?
そんな金額の腕時計買うなら、家でも買いたいですけど!!!
いやはや、奥の深さに、そっと本を閉じましたw
腕時計といやさ。
自分が今使ってるのは、姑の遺品なんです。
姑は昨年の夏に亡くなりました。
その一カ月くらい前に、私は腕時計を失くして。
やっと子供を抱っこしなくなったから、子育てご苦労みたいなご褒美代わりに買った、金に糸目をつけず(でも3万くらいね)、ヨドバシで「こんなの欲しい」と条件を言って並べてもらったものの中から選んだお気に入りのものでした。
なのに。
あっと言う間に失くして。
かなりショック受けてたんです。
旦那が見かねて「新しいの買ってあげるから」と言ってくれたけど、私はそれがどうしてもよくて。
「いらない」と断って、もうなんでもいいよと100円ショップの腕時計をしていたくらいなんですがwww
姑が亡くなって、舅が捨てるに忍びないと「誰か、これ、もらってくれ」と。
亡くなる時にも着けていた腕時計です。
あ、私が腕時計失くしたのは、これの為か。
なんかそんな風に思えて、私がもらいました。
古いものでオーバーホールも断られてしまったほどですが(もっとちゃんとしたお店に持って行けばやってくれるのだろうが)、動かなくなる時まで、大事にしたいと思います。
end(2017.9.28)
最初のコメントを投稿しよう!