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満月の日がきました。蒼天のもとにあがるじゅんびをしていたヒルコたちのもとに、蒼天がたずねてきました。
「あなたさまからたずねてくださるなど、もったいないことで…」
ミスルが言いました。
「いや、とてもめでたいことがおこったのでな。おまえたちの娘は、びんぼうがみのそしつがある。びんぼうがみがあたらしく生まれたのは、千年ぶりだ。あなめでたし」
そう言葉を残して、蒼天は風になって去っていきました。
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