さくら、ふくふく。

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ヒルコは、生まれてまもなく親のもとをはなれたさみしさを感じていました。 そして、お父さんとお母さんは、どんな思いで自分を送り出したのだろうと考えました。 今ごろさみしがっているのかなあ…。 「どうしたあ、ヒルコ」 大吉がたずねます。 「なんでもない」 ヒルコはそっけなくこたえました。 さみしさをさとられないように。
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