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『お父さんこんにちは。にんじんはずっと食べてます。学校はポケモンの話についていけず少し楽しくないです。』
それだけだと押しが弱いと祖母が言うのでさらに書き足した。
『私がなぜゲームが欲しいかというと、自分のポケモンが欲しいからです。お父さんの知っているポケモンと比べて種類がたくさん増えました。かわいいポケモンもたくさんいます。私だけのポケモンが欲しいのです。よろしくお願いします。』
これで完璧だ、と祖母と顔を見合わせた。明日の朝が楽しみだった。
その日はなかなか寝付けず、父が帰宅するまで起きていた。様子を見に来た父に気づかれないようたぬき寝入りをした。数十分後再び父が来てノートを置いて行った。
すぐにでも電気をつけて確認したかったがばれてしまうと恥ずかしいので朝を待った。
翌朝、私の期待は裏切られた。
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