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「なんでそう思うんすかぁ?!俺は応援してるんすよ?ある意味同じ立場にいるようなもんだし…」 「お、同じ立場なの…?」 横尾くんの言葉に苦笑いを浮かべるしかない俺。 彼はこの書店にアルバイトととして働く大学1年生。 そして、可愛い彼女をゲットすべく疾走する男でもある。 本人曰く、サークルやら合コンやらいろんなところに顔を出しては女の子に声をかけてるみたいだけど、ことごとく失敗しているらしい。 休憩中でもたびたびそのことをボヤいており、焦る様子すら見せた。 俺からしてみれば、まだ若いからそこまで慌てる必要はないと思うのだけど…。 「そうですよ!まぁ、ぶっちゃけちょっと焦りますけど、俺に仕事を教えてくれた三浦さんのことです。応援しますよ!」 胸を張らせてドンと拳で叩いた横尾くんを見て、俺は思わず笑ってしまった。
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