そうしてこうなった

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賑やかな面子で中に入ると、そこにはケーキを2ホールがつ食いしてるイオリちゃんと南雲をハンターの目でロックオンした静乃さんと何故か女子寮へ向かったはずの白石が優雅にお茶を啜っていた。端から見れば美少女3人組に見えるがその内の一人は女体化男子である……てそうじゃなくて! 「なっ……なんで白石がここに!?さっき別れたはず……それにイオリちゃんはまだしも静乃さんまで!」 え、聞いてない聞いてない!南雲と高築が俺の部屋にいることしか言ってなかったじゃん白石!? バッ!と女性陣を勢いよく見れば全員が全員素知らぬ顔で白状した。 「跳んで窓から入りました」 おい! 「受付のおねぇさん脅して入ったわ☆」 おい!! 「……眠らせ、た」 うおぉぉぉぉい!!! 皆さん何しれっと暴露しちゃってんの!?イオリちゃんはもう諦めるとしても、静乃さんまでそんな平然と受付の人脅さないの!そんでニコニコしながらナイフを左右に振るんじゃない!ああ受付の人可哀想に……静乃さんに脅されてイオリちゃんに眠らされて、辞職しないか、あるいはクビにならないか心配だよ…… そんでもってストッパー係の白石までそんな人間離れした技を使って部屋に不法侵入したことにもびっくりしたわ……この面子じゃ俺の次に常識のある人だと思ってたのに……白石なら馬鹿なことはしないって信じてたのに……なんてこった。 「安心して下さい。誰にも見られてません」 「俺が安心したいところはそこじゃない!」 「窓はちゃんと閉めましたよ?」 「それも違う!!」 「細かいことを気にする男はモテませんよ」 「細かくねぇわ!大事だわ!!」 話が噛み合わない。悲しい。
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