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「生きながら死後の世界にいけるだと? そもそも死後の世界が存在するのか?」
ここは、東都大学工学部情報工学学科、安藤ゼミのラボである。
このラボを取り仕切る安藤喜美(あんどうきみ)教授は、VR(バーチャルリアリティ)空間に人間の居住スペースを拡張していく研究をしている。
この研究は次世代の科学を創出するものとして、総務省の戦略的情報通信研究開発推進事業の認可を受けるに至った。
その担当部署の課長である上米良重威(かんめらじゅうい)が視察に来る少し前に発覚した事実であった。
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