愛おしい子へ

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よく目を凝らさなければわからないほど 小さなあなたの写真を見て あなたのお父さんは あなたもよく知っているあの笑顔に 涙を浮かべていたわ。 正直あまり実感のなかった私だけど その顔を見ていると あぁ、確かにここに私たちの愛おしい子がいるんだ。 ってはっきりと感じることができた。 それからのあの人は 呆れるくらい心配性になったわ。 今ではもう笑い話だけれど あの時はちょっと鬱陶しいくらいだった。 あの人には内緒よ?
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