愛おしい子へ

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日に日に存在を確かなものにして行くあなたに とても嬉しかったけれど 同時に不安でもあったの。 この子を守っていけるだろうか。 この子を幸せにできるだろうか。 ……無事に生まれてきてくれるだろうか。 不安に押し潰されそうになったこともあったけれど 私は一人じゃないってことに気付いたの。 あの人は饒舌に話すことはなかったけれど 気付けばいつも私の隣で 穏やかに微笑んでいた。 たったそれだけのことだったのに 私はとても救われていたわ。
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